
- 中古部品の場合
- リビルト部品の場合
■メリットとデメリット
1. 中古部品の場合
以下のような時間的コストやリスクが伴います。
- 入手前の確認に時間がかかる
中古パーツの状態を確認するには、出品者や解体業者への問い合わせが必要です。
回答を得るまでに数日かかることもあり、スムーズに手配できない場合があります。 - 在庫の有無に左右される
中古部品は、解体業者やオークションサイトに在庫があるかどうかに依存します。
在庫があれば早く手配できますが、見つからない場合は時間を要します。 - オイル抜き作業が必要な場合がある
オイルを使用する部品には、内部にオイルが多く残っていることがあります。
この場合、発送前にオイルを抜く必要があります。
なぜオイル抜きが必要なのか?
・規定量以上の液体(オイル)が部品内にある場合、国際輸送で制限されることがあります。
・オイルが梱包中に漏れた場合、混載便内の他者の荷物に損害を与えるおそれがあり、賠償問題に発展するリスクがあります。 - 入手後に不具合が見つかるリスク
受け取った部品に、事前に報告されていなかった損傷や不良が見つかることがあります。
返品・交換のやり取りに時間を取られ、代替品を探す必要が出てくることもあります。 - 取り付け後の再作業リスク
万が一、取り付け後に部品の不良が発覚した場合、再度取り外して交換する手間と時間が発生します。
「不具合発覚 → 再購入 → 再取り付け」といったやり直しの時間は、非常に大きなタイムコストとなります。
2. リビルト部品の場合
メリットとデメリット
メリット
- 車両のダウンタイムを短縮できる
通常部品をオーバーホール(O/H)して再使用する場合、作業に時間が取られるが。一方、あらかじめ整備されたリビルト品を利用すれば、部品交換だけで済むため、車のダウンタイムを大幅に短縮できます。 - 取り付け後の不具合リスクが低い
リビルト部品は、基準に基づいて分解・点検・部品交換されており、一定の品質が確保されています。このため、取り付け後にトラブルが起こる確率が中古品よりも低く、再作業のタイムロスを防げます。
デメリット
- 中古のコアの入手状況に左右される
リビルト品の製作には元となる中古コアが必要です。
特定の車種や型式のコアが入手困難な場合、納期が大幅に延びることや、コアが入手出来ない場合には提供が出来ません。 - リビルト会社の在庫の有無によって入手スピードが変わる
部品によっては注文してから、又は中古コアを引き渡してからリビルトが開始される場合もあります。